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60代からの定年退職後におすすめな「低リスク起業」とは?
再就職だけがシニアの道じゃない
これまで、ビジネスパーソンとして企業にて仕事に従事したり、長年パートタイム・アルバイト等でスキルを高めてきた60代以上の方。
定年退職後は、務めていた企業に再就職できる人もいれば、新たに就職口を探す方もいます。
そういった道もひとつですが、もうひとつ挑戦できることがあります。
それが「起業」。
シニア、といういかにも高齢な呼称に弱気にならず「新しいことに挑戦する期は熟した」ととらえ、起業する中高年も増えているのです。
(引用文:2021年10月23日・報道ステーションのツイートより)
経済産業省のデータから見る「シニア起業」への注目度
経済産業省が公開しているデータを見てみると「起業家」の平均年齢の割合は年々高まっていることがわかります。
定年退職後に「自分でビジネスをやってみる」「やってみたいと考えている」という傾向は、シニア世代にも多いことが見てとれます。
実際に、経済産業省の解説としてはこのように書かれています。
起業家全体に占める60歳以上の起業家の割合は、1979年以降男女共に増加傾向にあることが分かる。
また、足下の2012年の60歳以上の起業家割合は、女性が20.3%に対し、男性が35.0%と、女性に比べ男性の方が高くなっている。
これは、男性の場合サラリーマンを定年退職した後に、セカンドキャリアとして起業を選択している人が女性に比べて多いためであると推察される。
(データ及び引用文:経済産業省「中小企業のライフサイクル」より)
検索エンジン「Google」が示す「シニア起業」への注目度
2020年12月現在の「検索エンジン」の様子も見てみましょう。
下は、Googleに検索において「シニア 起業」と検索した際の、Googleからの「サジェストワード(検索ワードの提案)」。
シニア起業の注目度は、わりと高いと推測できます。
なぜなら、Googleは検索頻度の低いキーワードにはこのような提案はしてこないからです。
お金そして時間に余裕ができたところで、再雇用や再就職を目指すでなく、自分でビジネスをやってみるという意識は、令和になっても引き続き高い傾向が予想されます。
一方で「見切り発車の起業」」は危険
しかし、お察しのとおり、起業はそんな甘いものではありません。
「気ままに営業できる喫茶店をやりたい」
「ゴルフが好きなのでゴルフ用品店をやりたい」
など、趣味や道楽に大きく偏ったビジネスが成功することは、まずないのです。
ビジネスに絡む業界は、見た目は楽しく、気ままにやっているように見え、熾烈な争いが日々繰り広げられています。
スターバックスのフラペチーノが流行れば、翌月には他社がそれよりも低価格の同類のものを発売し、さらにコンビニエンスストアがより価格を下回る上質な製品を市場に投下し大宣伝の末に利益をかっさらっていくー。
などなど、日頃私たちが見ている風景の裏側では各企業やお店同士の生き残りをかけた戦い、足の引っ張り合いが展開されているのです。このあたりの詳しいお話は『シニア起業の基本「市場」の見方とは?マーケティングの基礎を知ろう。』もどうぞ。
事実、国営の起業支援銀行である「日本政策金融公庫」の総合研究所が出版している「起業2019年版 新規開業白書 」では下の図のようなデータが出ています。
60歳以上の起業は全年代のなかで最も赤字が多い、というデータです。
(出典: 日本政策金融公庫総合研究所「起業2019年版 新規開業白書」より)
こういったデータを見ると「やはり起業なんてするもんじゃないな…」となってきますね。
しかし「借金をしない程度で、ちょっとくらいは挑戦したいなあ」という方もやはりいるのでは。
そこで、この令和時代の起業のおすすめはなのが「低リスク起業」です。
おすすめは「低リスク起業」
起業といっても、大げさにやらず「まずはリスクをほとんど取らずにやってみる」のが「低リスク起業」です。
お金と時間には若干の余裕ができた60代以降、シニア層におすすめも起業法です。
「低リスク起業」は、これまで大切に貯めたお金で急にお店や作ったり、オフィスを借りて社員を雇うなどのリスクの高い(というか無謀な)ことはしません。
これはズバリ「IT」駆使した小さな起業です。
「なんだITかよ、わからないわそんなの…」
「パソコンも満足に扱えないのに…」
こんなふうに思った方も多いのでは。
しかし、「低リスク起業」には必要な基礎は、だいたい1ヶ月程度で固められます。
そこで「インターネット」「ホームページ」「パソコン」に慣れ、あとは少しづつ自分で始めてみるのです。もちろん、勉強を並行しながら。
ITが可能にした「シニアの低リスク起業」
現代、起業においては、やったこともない飲食店に手を出す人は少ないです。
それよりも「インターネット上」で「自分の商売」を始めるほうが、お金のリスクはほとんどないと言っていいでしょう。
「メルカリ」で起業
例えば、あなたの家にある「もういらない洋服」や「いらないモノ」。
これは「メルカリ」というサービスを使って簡単に誰かに売ることができます。
まずはWEB上での物販に慣れる意味でも、スタートアップのきっかけとして本腰入れてみるのもいいでしょう。
(画像:「メルカリ」より引用)
メルカリの利用料は「0円」、登録費用や月額使用料もかかりません。
商品が売れた際や売上の「10%」を差し引かれること、また自分の売上金を引き出す際に手数料が「200円」差し引かれるかたちとなっています。(2020年12月10日現在)
いずれにしろ金額としては高いことはなく、安心してビジネスを始めることができます。
なお使いこなすには「スマートフォン」「パソコン」が使えることは必須になってきます。
「BASE」で起業
また、メルカリだけなく、「BASE」というサービスを使ってネット上にお店を出すことも簡単です。
BASEも初期費用や月額費用はかかりません。
ただし、購入が成立した際の手数料やサービス料、振込申請を行う際にの手数料がかかります。
こちらも前述の「メルカリ」同様、金額として高いものではありません。
(画像:「BASE」より引用)
「YouTube」「ブログ」で起業は?
メルカリと比べて労力がかかるわりには収益までの道のりはだいぶ遠いですが「YouTube」「ブログ」を使ってのビジネスです。
シニアならではの人生経験を発信し、広告で収益を得る…。
しかし、YouTubeは「動画撮影」「チャンネル登録者数1000人以上、年間再生数4000時間以上」などハードルが高すぎます。
またブログは、ネット検索上で記事が上位に上がることやSNS(ツイッター、フェイスブック、インスタグラム等)での広報展開も行わないとなかなか読んでもらえません。
読んでもらえないということは、広告っ収益はまったく上がらないということに等しいので簡単にはおすすめできるものではないんのです。
YouTubeもブログも、金銭面という意味では低リスクですが、「時間」を膨大に取られることになり、割にあわないという側面が年々強くなっています。
メルカリやBASE以外でのビジネスは?
今回ご紹介した「メルカリ」「BASE」という著名なサービスは、自分の身の回りのものや仕入れたもの、自分で作ったなにかを売るのに適しています。
ただし、物販にも限界は出てきます。
また「物販でないビジネスを始めたい」という方もいるでしょう。
例えば、
「前職の経験を活かした会社を低リスクで始めたい」
「やはり趣味を活かしたビジネスを低リスクで始めたい」
「オリジナルのWEBメディアを作りたい」
「メルカリ・BASE以外に自分のサイトも立ち上げたい」
「BASEのサイトをカスタマイズしたい」
「やっぱりお店を実際にやってみたい」
などです。
この場合は、やはり「ネット上で自分のホームページを持つ」ことは、この現代どうしても必須になってきます。
チラシや看板を作るでなく、インターネット上に自分のビジネスのサイトを持つことは、宣伝や集客に大きな効果をもたらしてくれるからです。
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