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シニア世代のための「若いデジタルネイティブ世代」との付き合い方
「デジタルネイティブ」とは?
みなさん、
「デジタルネイティブ」なる言葉をご存知でしょうか?
これは、生まれながらにして、
「デジタル(コンピュータ、IT)」が
「ネイテイブ(自然、本来)」
である年代の人たちをさす言葉です。
具体的には、1980年前後以降の生まれを指すとも言われますが、もっと分かりやすく理解するなら「生まれたときに世の中にiPhoneがあるのが当たり前」の年代こそ生粋のデジタルネイティブと言えるでしょう。
かつては、大きなビデオカメラにVHSという大きなビデオテープを入れて、まるでテレビ撮影のようにカメラを背負っていたのが当たり前でした。なおかつそれは高価で誰もが手にすることはできませんでした。
しかし、現代ではどうでしょう。
ご存知、ビデオ撮影も音楽鑑賞も映画鑑賞も、電話もメールも、ニュースの購読も全て「スマホ(スマートフォン)」1台で、しかも超安価に出来てしまいます。
そして、デジタルネイティブ世代にとっては、これは「当たり前」のことで、感動や便利を感じることはありません。
生まれたときから、なんでもできるスマートフォンが普通に存在しているのですから。
シニア層が「デジタルネイティブ世代」を理解すべき理由
もし今あなたが50〜60歳以上で、
「デジタルネイティブ?そんな若い層とはギャップを感じるし、関係ないかな…」
そう思うのは、ちょっと危険。
なぜなら、時代は「1960年代生まれのシニア層と2000年代生まれの超デジタルネイティブ世代が一緒に働くのも当たり前」になっているから。
ざっくりでも、知っているようで知らないデジタルネイティブの特性を知っておき、必要以上のジェネレーションギャップが生じないようにしたいものです。
働く際はもちろん、普段の人付き合いでも、若い世代がどのような感覚を持っているか把握しておくことは、対人関係で間違いをおかさないためにも大切なこと。
若い世代に無理やり背伸びして合わせる必要などないですが、「ITな世代」と多少でも話ができないと、
「あのオジサン、会話にならない」
なんて、影で言われてしまうかもしれません…。
そんな事態を避けるためにも、
デジタルネイテイブ世代の特長・付き合い方を「3つ」見ていきましょう。
デジタルネイティブ世代の特長①「ネット中心の生活」
デジタルネイティブの最たる特長のひとつが「インターネットへの抵抗ゼロ」ということ。
もっと言うなら「抵抗ゼロどころか、日常生活にあって当たり前すぎて意識したこともない」というところでしょう。
彼らは、主に以下のようなことをインターネット上で完結させます。
✔ ①買い物(洋服はもちろん、時には車や家さえも)
✔ ②出会い(結婚相手やビジネスパートナー等)
✔ ③仕事(会議、面接、経費管理から確定申告も)
✔ ④情報(知りたいことはネット検索)
上記のような日常生活に直接関わる行動はもちろん、以下のことさえもインターネット上で行っています。
✔ ①自己表現(インスタグラムやtiktokでメッセージ発信)
✔ ②映画鑑賞(自宅でNetfrix等のストリーミング)
✔ ③テレビを見ない(YouTubeは見る)
✔ ④CDは買わない(ネット配信やダウンロードで購入)
✔ ⑤本も買わない(電子書籍を購入)
アナログ世代からすると、ともすれば「なんでもネットで済まそうとする」「ネットをそこまで信じるのか」というネガティブな見方をしたくなるかもしれません。
しかしそこはジェネレーションギャップの落とし穴。
ネットで済まそうという横着な意識は彼らには全くありません。
むしろ「ネットだからこそ、さまざまな情報を隅々まで調べ、本当にいいものを探す」ことができる世代なのです。
もちろんそれらの精度は100%ではないですが、それは「勘」や「私的な感覚」に頼ることも多いアナログ世代にも十分言えること。
決してデジタル世代を「ネット中毒」なんていう見方をしないようにしましょう。
アナログ世代がテレビや新聞から情報を得ていたように、彼らはもっと便利なインターネットから情報を得ているに過ぎないのですから。
デジタルネイティブ世代の特長②「対面に弱い」
なんでもインターネットで調べ、効率化やトラブルシューティングに長けているデジタルネイテイブですが…
実は「対面に弱い」「会話が苦手」という側面を持っている人が、多いんです。
ここで言う対面とは、いわゆる「ビジネス」や「他人との会話」といった、友人や知り合い以外との会話をさします。
ここに関しても「やっぱりインターネットばかりやっているからだ」なんていう、上から目線で判断したら一生わかりあえず、むしろシニア世代のほうが除け者にされてしまうでしょう。
インターネットやITの世界は、もともと人間的な古き良きビジネス手法や生活様式から「徹底的な効率化」を図り、時間とお金を創出したり節約することに特化してきた技術です。(どんなにITが苦手な人も、自動改札がいかに効率が良いかは理解しているはず)
反面、効率化を常に激しく追究するぶん「人の人のコミュニケーション」のノウハウ構築や人心掌握術等については、おろそかになってきた面があります。しかしそれはデジタルネイテイブ世代の責任でしょうか?
いえ、それは社会全体の「大人たち」が効率化を求めITテクノロジーを推進してきた結果でもあります。子供がスマートフォンを考えたわけではありません。
そのような見方からすれば、デジタルネイテイブ世代が「コミュ障(コミュニケーションに障害)」を少なから持っているのは致し方ないことだと言えます。ネットで完結できることが多いのですから、赤の他人と絡む必要はないからです。
デジタルネイティブ世代に、大人たちが「100点満点」を求めるのはそもそもナンセンス。彼らはまだまだ若いのですから、ひとつやふたつの欠点や短所があっても、仕方ないのです。
このジェネレーションギャップを履き違え「スマートフォーンは上手なくせに、会話が下手だな」なんていう頑固オヤジの思想では、実は自分自身が化石として認識されてしまうでしょう。
シニアたちの”アナログ”ネイティブ世代がITが苦手なら、全員とは言いませんがデジタルネイテイブ世代は対面が苦手。
お互いに長所も短所もある、と落ち着いて俯瞰し、むしろ欠点を補い合える関係を築きたいものです。
デジタルネイティブ世代の特長③「実は個が強い」
若い世代でたまに使われる言葉に「エモい」があります。
これは英語の「EMOTIONAL(エモーショナル)」に由来する言葉。
エモーショナルとは「感情的・情緒的」に意。
ITを使いこなし最先端のゲームやアプリも躊躇なく使えるデジタルネイテイブでも、実は対面は苦手というのを知ると「オタク」「友達いなそう」なんていう偏見を持つ方もいるかもしれません。
しかし、それも偏見。
デジタルネイテイブを始めとした若い世代の方は、昔のようにテレビで取りあげられるものだけを好きになっていた世代とは異なり、YouTubeやインスタグラム、またLINE等の同世代間の連絡ツール等を使いこなし「自分の好きなもの」を持っています。
それは、自主作成のアニメであったり、二次元YouTuberであったり、日本では知名度の低い海外のDJであったり、無名の起業家であったり、twitter内では有名なインフルエンサーであったり、さまざま。
バンドならビートルズ、お笑い芸人ならビートたけし、などの情報が一元化された昔とは異なり、デジタルネイテイブ世代は自分から情報を取りにいけるぶん、好きなものが千差万別なのです。
そしてそれぞれに心のアイドルや師匠がいるため、それぞれの「感動ポイント」もちがいます。
エモいと感じる瞬間、何にそう思うかは完全に個々の自由であり、細分化されているぶん、普段から積極にそれを人に伝えたりもしません。言ってもわからないほどマニアックなものが多いからなんです。
そういった若い世代の日常を知らずに「〜も知らんのか」「何も知らないんだなあ」と、パワハラまがいの反応するシニアにならないように気をつけましょう。単なる老害になってしまいます。
彼らはスマートフォンを駆使、地球の裏側までも興味ある情報を巧みに、瞬時に追っかけます。
むしろ、デジタルネイティブたちがいま何に注目しているか、教えてもらうほうが何倍も人生の勉強になることを知っておきましょう。
彼らは自分が好きなものを知っています。表に出さないだけで、むしろ表に出すことをあえて控えるほどの「強烈な個性」「自分の意見」「自分の感覚」をきちんと持っているのです。
デジタルネイティブ世代は、自分と同じものが好きな者同士として「twitter」や「サロン」といったネット上で匿名で会話したりします。たまに「オフ会」と称し、直接会うこともあります。
情報が錯綜し、需要も供給も過多で、何を信じていいのかわからない世の中だからこそー。
彼らはお互いの領海を侵犯せず、共通の話題や趣味で、安全な距離=心のソーシャルディスタンスを保ちつつ、つながっているのです。
そういった新しい世代なりのコミュニケーションの取り方や特性を、頭から否定したり、揶揄するような大人にはなりたくないですね。
“アナログ”ネイティブ世代が学んでおきたいこと
ここまで、デジタルネイティブとの付き合い方を説明してきました。
どれも、先入観や偏見で判断してはいけない、若い世代ならではの「個性」「特性」の話です。
1950~1960年代生まれの「”アナログ”ネイティブ世代」としては「若い世代に習おう」くらいの度量を持っておきたいものですね。
さて当サイトでは、そんなシニア層が、このIT化の時代のなかで取り残されぬよう、これからの時代に必須の技術をオンラインでレッスンするサービスをご紹介しています。
それは、デジタルネイティブ世代さえも「90%」が挫折する「ITの技術」です。
具体的にはどんな技術なのでしょう?
それは、
「プログラミング」
「デザイン」
です。
ITに詳しい若者さえも、9割が脱落が挫折するという「プログラミング」。そして「デザイン」。
これらのスキルをシニア層に身につけていただき、再雇用や再就職に役立て、若者と働くことも躊躇せず、むしろ先導し教えてあげる立場になっていただきたいと思っています。
プログラミングが少しでもできれば「イケてる親父」として、尊敬されること間違いなし。
定年後の教養としももちろんおすすめですが、ご自身の再就職、そして就職後の社内の立場を優位にするためにも、1ヶ月たらずでいいので、かじっておくことをおすすめします。
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