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「デザイン」と「アート」の違いとは?「ビジネス」で必要なのはどっち?

アート作品で顔を隠す女性

それは「デザイン」?それは「アート」?

デザイン」と「アート」。

わりと混同されがちなこの2つには、実は明確なちがいがあるんです。

今回は、それらの言葉が持つ意味合いや役割について見ていきつつ、ビジネスにはどちらを活かすべきなのかを見ていきましょう。

デザインとは「設計」

デザイン=Design」の言葉の意味は「設計」「計画」「下図をつくる」などです。

カタカナで「デザイン」と言うと、なんか自由にお絵かきをするようなイメージがありますよね。

しかし冷静のその言葉の意味を考えてみると「デザインする」というのは「計画を持って創り出す」という言葉であることがわかります。

Weblioでの「デザイン」の意味

確かに、よくあるキャッチコピーでも「未来をデザインする」などありますが、ここに「計画」「設計」という意味がないとおかしいですよね。自由になんでもかんでも描けばいい、という意味ではちょっとコピーとしても成り立ちません。

しかしここ日本では特に、例えば「美術大学の学生はデザイン科にいる」というような先入観もあり、デザイン=油絵なども含まれると考えがち。

しかしデザイン本来の意味は「都市計画」や「ビジネスモデル」「自分の将来」「事業計画」などに宿るもの。

まずは「デザイン=設計」と覚えておきましょう。

アートとは「芸術」

では「アート」はというと「芸術」という意味を持ちます。

こちらは何か綿密に計画を立てて設計するような行動=デザインとは「真逆」にある、とあえて考えておくとわかりやすい。

厳密には両者の境界線が曖昧なこともありますが(後述)それはビジネスでのパターン。

まずは、明確に両者を分けて理解しておくと良いでしょう。


Weblioでの「アート」の意味

アートは、答えを求めず、そもそも答えもゴールもない世界。水彩画に正解はなく、彫刻にも絶対のルールはありませんよね。白い画用紙に点をひとつ書いて「人間の愚かさを表現した」と作者が言えば、誰も否定はできないのです。

アート=芸術」と覚えておきましょう。

ビジネスの世界に必要なのは?デザイン?アート?

デザインとアートのちがいを掴んだところで、次のステップに進みましょう。

「ビジネス」の世界では、デザインとアートの発想はどちらが必要とされるのでしょうか。

ここは即答で「設計、計画性が大事だからビジネスだ!」と言いたくなりますね。それは正解でもあり、少し古い考えとも言えます。

なぜビジネスでの「デザイン」は少し時代遅れなのでしょうか。

「正解」は誰にもわからないビジネスの世界で

ビジネスの世界は、言わずもがな、何が当たるかわからない世界。

世界のトヨタやソフトバンクでさえもでさえも、目まぐるしくビジネスモデルを転換さえ、ことあるごとに次なるビジネス展開を発表しては成功したり、ひっそり失敗したりしています。それが会社であり、生き残る唯一の術なのですから当たり前のこと。

名だたる世界の一流企業は、超エリートが集まって今後の「設計=デザイン」をします。しかしあまりにもガチガチに計画を立ててそこに注力したばっかりに、時代の「自由奔放な流れ=アートな流れ」を読めずに没落していった企業も数え切れません。日本で有名なところではオリンパスのカメラ事業売却、ソニーの凋落、などが挙げられるでしょう。

一方で、アートで自由な思考を持ってサプライズな商品を打ち出したアップルやグーグルはどうでしょうか。

彼らも数々の失敗作をたびたびリリースしてはいますが、基本は「ユーザーが楽しめること」というような陽気なコンセプトをもって市場に臨んでいる面が目立ちます。

もちろん、背景にはソニーやオリンパス以上のエリートたちが徹底的な「設計」「計画」に裏付けされたマーケティング戦略と共に動いてはいますが、多くの人々は「ソニーにアートは感じないが、アップルには芸術性を感じる」と思うのではないでしょうか。

不確実性の高い時代に求められる「アート&デザイン」

ここで見えてくるのは「アート」と「デザイン」の融合こそが、この不確実性の高い時代をつかむ術になるということ。

これが、GAFA(Google/Amazon/Facebook/Apple)と言われる、アメリカのIT企業には宿っています。

かつては「企業が時代を先導する時代」でした。インターネットも有料放送もない時代は、タレントを使って大々的かつ執拗に「この商品を買うのが常識だよ」と強制していれば、大衆は従ったものです。ここには「ガチガチの設計意識」があり、まさに計画通り企業が予算を投入してそれを売上で回収するという「大量生産・大量消費」の時代でした。

しかし現在はどうでしょう?

やらせ=ステマなる言葉が広まったり、企業や会社が隠そうとする不祥事は内部暴露でSNSにさらされ、全員がジャニーズタレントが好きなわけでなく、個人個人が自分のなかのヒーローやヒロインをインターネットで見つけて支援しています。憧れの人は何も芸能人に限った話でなく、文化人を支持する人もいれば、政治家や芸術家を支持する人も。

すべて自由のボーダーレスな世界。こんな「自由=アート」な世界で、企業が会議室で立てた「設計=デザイン」が大当たりするでしょうか。可能性はゼロではないとはいえ、なかなか難しそうですよね。

人々が手に入れた「思考の自由」

インターネットの登場で人々は「思考の自由」を手に入れました。企業の言うことにYESマンではなくなったのです。

みなさんも、いいなと思う商品やお店のCMやチラシを見ても「とりあえずアマゾンでレビュー見よ」「食べログの評判は…」となるのではないでしょうか。まさに「思考の自由」を得ていますよね。

話を戻すと、こんな不確実性の高い自由な時代だからこそ、ビジネスには「アート」の思考や視点が必須であり、かといってそれだけでは物事は進まないので「設計=デザイン」も必要になってくるというわけです。

不確実性の高い時代だからこそ、設計のみならずアートの価値が見直されています。

アート&デザイン」の姿勢が大切なんですね。

40〜60代から教養を深める大切さ

今回は「アート」と「デザイン」の違いに始まり、ビジネスにはどう活かしていくかのお話をしました。

単なる「言葉」でも、解釈でいろいろな思考に発展ができますね。

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