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フラットデザインはなぜ人気?嫌いな人にも知って欲しい誕生の理由。
四角形を置いただけ…?シンプルなデザインが主流の不思議
「なんか最近のホームページのWEBデザインって、シンプルすぎるよな…」
こんなふうに思ったことはないでしょうか。
ものすごい乱暴な言い方をすれば「四角形を置いただけ」に見えることも…。
ちょっと前は、もっといかにも作り込んだデザインがあったはずで、なぜ、しかも結構多くのサイトがシンプル路線に走っているんだろうとー。
単に流行だから、なのでしょうか?
その名は「フラットデザイン」
最近のWEBサイトの多くで見る平面的なデザインの名称は「フラットデザイン」と言います。
文字通り、フラット(平坦な)デザイン。
立体的なデザインとは間逆な、のっぺりしたもの。
迫力あるデザインや派手めなものが好きな方にはだいぶ物足りなく感じることでしょう。
一昔前はリアルな「スキューモーフィズム」デザイン
実は、一昔前はもっともっとリアルで、細部まで作り込んだデザインが主流でした。
そういったデザインは「スキューモーフィズム(skeuomorphism)」とか「スキューモフィックデザイン」「リッチデザイン」と呼ばれています。
上記の写真は、かつてのMacbookなどのアップルコンピュータに入っていた、電子書籍をまとめておける「iBooks」。本棚の木の質感まで再現しようとしているのがわかります。
しかし現代の「iBooks」は…
以下のデザインとなっています。
このようにとてもシンプルで、立体さのかけらもありませんね。
これは、SNSのロゴマークでも同じ現象が。
こちらは「ツイッター」のロゴマークです。
左の「昔」のロゴは立体的で主張が強いですね。ひるがえって「現在」のロゴはまさにフラット(平坦)なデザインで色使いもシンプル。
ロゴマークひとつ取ってもフラットデザインが主流になっており、リアルな質感のスキューモーフィズムはあまり出る幕がなさそうです。
さて、なぜこれほどまでにシンプルなデザインが世界的に普及をしたのでしょうか。
「フラットデザイン」が主流になった理由
まず、フラットデザインが流行っているのは、語弊を恐れずに言えば「そのデザインが素晴らしいから」「かっこいいから」という理由ではありません。
ではどんな理由かというと、大きな鍵は「スマートフォン」「パソコン」が握っています。
日本では70%以上の方が、スマホはアップルのiOS(iPhone)を使っています。残り30%がAndoroid。世界を見るとこの比率は逆転し、iPhone約30%でAndoroidが約70%。
そしてアンドロイド(Android)携帯は、Googleやサムスン、ソニーにHUAWEIなど、発売されているスマホは多岐に渡ります。さらに、iPhonを含め、世界中の人々はスマホの使っている機種やOSのバージョンも異なり、インターネットを見る際のブラウザ(クロームやサファリなど)もちがいます。
ざっくり言うと「世界中のひとりひとりで、持っているスマホの環境が異なる」ということ。さらには「Wi-Fiの速度環境」も国や自宅それぞれで千差万別ということ。
さて、ここまでの説明で勘の良い方は少し「答え」が見えてきたかもしれせん、なぜ世界的にフラットデザインが主流になったのかを。
世界のIT環境に応えることができるデザイン
フラットデザインは見た目どおり非常にシンプルであり、
①読み込みに時間がかからない
②スマホで表示が小さくなっても見やすい
③閲覧環境が異なっても印象はさして変わらない
という3つの特長があります。
そうなんです。「世界中の人々のスマホ、パソコンの環境下において『同一の印象』を『速い読み込み』で見せることができる」というのがフラットデザインが主流になってきた理由なんです。
あまりに凝ったデザインで、読み込みが遅かったりすると、ユーザーは長時間のローディングなど今は待ってくれません。
読み込み速度が3秒以上かかるサイトでは、ユーザーの80%が離脱し二度と戻ってきてくれないというデータもあります。
WEBサイトの読み込みは、企業にとって「命」である時代なのです。
リアルなデザインだと何がダメなの?
読み込み速度やスマホやパソコンの端末環境への対応を元に生み出された…と聞くと、機能美だけが重視されていて「デザインで最も大事な情緒性に欠けるなあ」という意見もあるでしょう。
確かに、何となく昔のスキューモーフィズムのほうが、絵画のような美しさはあるかもしれません。
しかし、一方でスキューモーフィズムのリッチなデザインは、
「制作に異様に時間がかかる」
「スマホで最小化されたとき見るとき何だかわからない」
「ボタンの場所などわからずユーザービリティが低い」
「おまけにデータも重くなる」
こういった懸念があるとすると、わざわざ作り込む意味がなかなか見いだせない面があります。
それであれば「フラットデザインという枠組みの中で、美しく、楽しく魅せること」に舵を切るのが企業戦略と言えるでしょう。スマホやパソコンに最適なデザイン手法として採用しつつも、どこまで気の利いたWEBデザインにできるか。
フラットデザインは「遠くから見やすい」という意味では、すでに遥か昔から空港や道路の案内図で使われていたものとも言えますし、やりようによってはユニークなデザイン手法になる「手軽かつ自由なキャンパス」であると言えるでしょう。
デザインの次のトレンドは?
こうしたプロセスを経て、今では例えばユニクロのロゴであるとか、著名なアーティストのアルバム・ジャケットであるとか、Tシャツのデザインなど、WEBデザインとは関係ないような場所にもフラットデザインが目立つようになってきました。
フラットデザインの持つ無機質さ、ある種の大雑把さは「クール」とも言え、新しい時代のデザイン手法として2021年現在も揺るがぬポジションに君臨しています。
今後のデザイン方向性としては、フラットデザインにスキューモーフィズム感を取りいれた「マテリアルデザイン」や、さらに質感補強をした「ニューモーフィズム」といった手法も注目されています。
マテリアルデザインの例
例えばこちらはGoogle社が積極的に採用していることでも有名な「マテリアルデザイン」。フラットデザインほど極限まで平坦でなく、若干のグラデーションがエッセンスとなり温かみを演出しています。
(若干の質感をまぶしたマテリアルデザインの例)
ニューモーフィズムの例
こちらは今後のトレンドの主役になるかと数年来噂されている「ニューモーフィズム」デザイン。マテリアルデザインよりも立体感がありつつも、フラットな側面も残しています。未来的なデザインですね。
(立体的な質感のニューモーフィズムの例)デザインは「機械と人間の共存」の時代へ
デザインはプログラミングと異なり、視覚に強く訴えてくるため、デザインの初心者でも「印象」「感想」「好み」は抱くことができます。それだけに、商品やサービスを販売する際の「見た目」はとても重要な意味を持ちます。
フラットデザインは 2010年頃にマイクロソフト社の「Windows」で登場した手法なので、まだまだ10年ちょっとの歴史といったところ。今後も進化しいくことは確実です。
事実、長らく時代の象徴として、徹底的に削ぎ落としたフラットデザインが優先的に採用されてきましたが、今後は前述の「マテリアルデザイン」「ニューモーフィズム」等の新しいデザインが台頭してきています。「シンプル+ちょっと質感」という流れはすでに始まっているのです。
これまで見てきたように、ITのデザインは人の好みのみならず、むしろIT機器のご機嫌=環境によって主流が決まる時代にもなっているところにも注目。
「機械」に最適化されたデザイン手法を「人間」がどう美しく磨いていくか、という「機械と人間の共存」になっているのはなかなか興味深いところです。
ターミネーターのように殺し合うのでなく、お互いの良いところを補完し合う関係性は、AIがどんなに進化していっても変わることなく続いていって欲しいものです。
40〜60代から「デザイン」を学ぶ
今回はIT時代の象徴のひとつでもある「フラットデザイン」をテーマに解説をいたしました。
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実務経験のない方や、経験の浅い学生等の講師は採用しておりません。
⑤「ロクプロ」は講師がずっと専属。
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⑩「ロクプロ」は心の準備にも配慮
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